詩人:†楓風† | [投票][編集] |
あなたに届けと願えば願う程
あなたには大きな気持ちの内のたった一粒さえも届かない
知ってたよ
届かないって
ちょっと願っただけ
希望をかけただけ
言い訳くさい自分の存在が妙に苛つく
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もうどうでもいい
そう思っていると毎日が物凄い速さで過ぎる
僕の一週間の体感速度は3日間くらい
どうでもいい感が本当にすごい
いつからこうなった?
いつから狂った?
検討もつかない
明日死んでもいいか?
それだけは避けたい
どうでもいい筈の僕なのにこの期に及んでも死ぬことだけは避けたいらしい
本当にどうでもいい?
『微妙』と答える他ない
中途半端な気持ちがもどかしく苛立つ
雨降る11月23日
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人の弱点
頭が悪いだとか
顔が悪いだとか
性格が悪いだとか
そんなのは弱点と言わない
空腹も痛みも具合の悪さも我慢できる
人は人の中で生きる
人から受ける全てが人の弱点に感じる
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秋も終わりし寒中夜
手袋はめても寒き夜
空下に誘う星月夜
ふと見上げ
星、胸に染み込む
体も夜に溶けるよう
夜は闇と異なると
寒中夜僕を癒すこともある
寒さ感じることで
貴女忘れる数分間
逃避が僕を慰める
秋も終わりし寒中夜
まるで僕の心のよう
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あなたにとって幸せとはなんですか?
おいしいもの食べること
愛する人と過ごすこと
好きなことをすること
幸せって色々あるけど僕は今生きていること。
それが本当の幸せだと思う
辛い毎日を生きている人はそんな幸せさえも苦痛に感じるでしょう
毎日頑張って
踏ん張って
心が折れそうになっているあなたには今は苦痛以外の何物でもないと思う
いつ幸せだったと気づくのかは分からない
必ず気づく時がくる
それは明日のことかも知れないし十年後かもしれない
ただ、幸せという言葉は曖昧で言葉以上の価値を持つかもしれない
そんなに慌てなくても大丈夫だよ
ちゃんとあなたにはあなたの幸せがあるのだから
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冬は寒いか?
寒いでしょう
体も心も
雪が降ってきたよ
綺麗な白なのに僕の心は黒よりのグレー
その白で僕の心も白くしてくれないか
あっさりと断らないで
無理だってことはよく分かっているから
辺りに雪が敷き詰められた
白が真っ白になって冬が終わって欲しくないと思った
春が近くなった頃僕も一緒に溶けてもいいですか
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やさしいね
その言葉が一番嫌い
やさしいで終わることがもう見えてるよ
やさしい人か
好きな人からのやさしいねはやっぱり堪えるね
苦しいね
涙がでてくるね
もういっそのこと悪い人になっちゃおうかって思うね
でもそんな勇気持ってないし
やっぱりやさしい人で終わるんだね
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ザーザー
ザーザー
雨はやさしいから音を消してくれる
声を殺して泣かなくてもいいんだよ
そう言ってくれてるように思った
男のくせに泣くなと言う父を思い出した
今日だけ許して
嗚咽を圧し殺すのはもう無理みたい
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指先も冷える寒い夜
望みと願いを考えた
望みはずっと平和に暮らせること
願いはその平和を誰かと共に暮らしたいということ
そんなことを考えてると心も冷えてくる