詩人:†楓風† | [投票][編集] |
夜も深い
月もない
ましてや希望など転がってるはずもない
僕はクロウ
そうだカラスだ
夜に包まれ過ぎて黒くなってしまった
仲間は誰かにそそのかされて白くなった
でも名前だけは残していたんだね
僕の元仲間
ふくろう
みんな僕の前から消えていく
いつまで続くの?
みんな消えてしまうの?
僕はこのまま苦労を重ねていずれは灰になるの
分かってるよそれくらい
せめて一つ願いが叶うなら
僕をその爪で葬って
そうすれば仲間もいなくなることはない
深い闇にもぐればそれだけが仲間。
僕は闇の冷たさをも噛みしめて仲間と呼ぶ
君は消えない
僕は闇が仲間
闇は何も語らない
よって僕は今一人だと悟ってしまった