ホーム > 詩人の部屋 > †楓風†の部屋 > 終演

†楓風†の部屋


[74] 終演
詩人:†楓風† [投票][編集]

道端に落ちたアルミ缶は遂に錆びた


寂れた公園のベンチは誰にも座られず遂に朽ちた


川沿いに乗り捨てられた古びた車は遂に存在をも忘れられ腐食した


貴女の心すら時間が経てばいずれ消える




永遠などこの世にはもはや存在しない

2008/12/21 (Sun)

前頁] [†楓風†の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -