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浮浪霊の部屋


[15] 陰リ日
詩人:浮浪霊 [投票][編集]


濃霧警報発令

不気味な霧が街街を包む

得体の知れない化け物どもが皆を次々と食らってく

よく分からないUMAに頭から食われてしまうんだ

だからあたし達は窓を閉めきり、鍵を掛け、換気扇を止めカーテンを引き照明を落す
さあ、あとは一家で押し入れに縮こまりガタガタ震えるだけだ

勿論こんなのぜんぶ気休めだってことくらい分かってるけど

お隣りの川碕さんが家ごと根こそぎにされたことだって憶えているけれど



でも出来ることもせずに死んでいくのだけは嫌だから

2010/02/28 (Sun)

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