ホーム > 詩人の部屋 > 浦覇の部屋 > 投稿順表示

浦覇の部屋  〜 投稿順表示 〜


[79] 甘い罠
詩人:浦覇 [投票][編集]


『君といると落ち着く』




言わないで




『もう少し一緒に居たいな』




言わないでってば





『君の事結構好き』





嗚呼
もう…


そんな気ないんだろ



それがどんなに
僕を傷つけているか

君は知っている?







もう君に惑わされない







でも


もし
君が僕にキスをしたなら


また僕は
君に騙されるだろう…







嗚 呼 な ん て

     甘 い 罠 …



2012/01/28 (Sat)

[80] しゃぼんだま
詩人:浦覇 [投票][編集]


一生懸命に紡いだ言葉でも


シャボン玉ように
簡単に弾けて消えていくから


君の心まで
届かないんだね





伝えたい言葉は
いつも曖昧にしてたから


素直な気持ちの伝えかたも
いつの間にか忘れてしまって


大切なときに
言葉が出てこないよ






大きなシャボン玉に
私の思いを閉じ込めて


君のところまで届けと願うけど


あまりに風が
強いから…









『かぜ かぜ 吹くな』


と歌い続ける



2012/02/08 (Wed)

[81] 倒錯ドライブ
詩人:浦覇 [投票][編集]


車の助手席


君の白い指に映える
赤いマニキュア


癖の様に自らの指を食み
陶酔の目で空を見詰める君は


あまりに幼く
それでいて官能的だから


君を見てしまわぬよう
視線を必死に逸らす自分の姿が

余りに滑稽。




君を気兼ねする僕とは裏腹に

まるで上の空な君



僕の視線に気づいて欲しいような…
欲しくないような…




そんな葛藤で





赤信号の度に


調子外れの鼻歌を歌いながら
車のハンドルを打楽器に見立て


コツン コツンと鳴らすけど




それを知ってか知らずか

悪戯そうな顔で
微笑む君は


また僕を混乱させる。







嗚呼、



こんなドライブ

早く終わってしまえばいい。



2012/02/29 (Wed)

[82] 新社会人
詩人:浦覇 [投票][編集]


仕事が辛くても

皆 口に出して




『辛い』

なんて言わないから



自分一人だけが
辛いのだと

勘違いしてしまう




誰かに打ち明ける度

不幸自慢する自分に
嫌気がさし


だれかに甘える度

自分の弱さに嘲笑し



『大丈夫?』
と訪ねる君の一言だけで


涙が溢れた





いつから
こんなふうになったのだろうか



2012/02/29 (Wed)

[83] そういう事か。
詩人:浦覇 [投票][編集]


いつもは「帰りたくないよ」と言って僕を困らせるのに、

君を帰したくない日に限って
「今日は、帰りたくないなんて言う意地悪はしないわ。」といってあっさり帰っていく君。

「意地悪してよ。」と言う僕をヒラリとかわしてクスクス笑いだした。




「今、貴方に意地悪してるじゃない。」




嗚呼いつも
君は僕より一枚上手。


2012/03/05 (Mon)

[84] あなたへ
詩人:浦覇 [投票][編集]


Иヨヨd ヨVAH ∪OY
ヨM яOヲ ヨИO Y」ИO ヨH+

2012/03/05 (Mon)

[85] 
詩人:浦覇 [投票][編集]


信用してるわ。

貴方に興味があるの、
貴方の事を教えて。

貴方の本音が聞きたいのよ。

貴方は私と居る時間を有意義だと感じるのかしら。




「君はいつも難しい聞き方をするね。何故素直に僕の事を好きだって言わないのか。」




何故かしら、
私はいつも遠回り。


素直に言えばそれで済むのに…

2012/03/09 (Fri)

[86] 財産の話
詩人:浦覇 [投票][編集]


知識こそ財産。


知識は人から貰う事も、あげる事も出来る。

さらに貰ったりあげたりする過程で減る事が先ず無い。
奪われて無くなることも無い。

遺産相続の問題だって無い。


知識と言う財産は使う事が出来る、なのに減る事がない。


なんて素晴らしい財産だろうか!

2012/03/09 (Fri)

[87] 初夏の花
詩人:浦覇 [投票][編集]


今まで必死に生き抜いて


やっと根を張り

もう一息で
この淡く柔らかい
花弁いっぱいに

夏の風を受けようと
夢見ていたのに



公園に咲いた私は
無垢で残酷な子供達によって

呆気なく
踏みにじられ
手折られていく






『そういう運命だったのだ』と


自分に言い訳して



ゆっくり
息を止めた。


2012/07/14 (Sat)

[88] 3センチメートルの勇気
詩人:浦覇 [投票][編集]

あとほんの

少し…





私の手が
あなたの手に触れる



あと

わずか3センチ。











足りない

勇気が。






今しか無いのに











あと
『3センチ』



勇気が足りないよ。


2012/07/14 (Sat)
81件中 (71-80) [ 1 2 3 4 5 6 7 8 9
- 詩人の部屋 -