詩人:浦覇 | [投票][編集] |
『君といると落ち着く』
言わないで
『もう少し一緒に居たいな』
言わないでってば
『君の事結構好き』
嗚呼
もう…
そんな気ないんだろ
それがどんなに
僕を傷つけているか
君は知っている?
もう君に惑わされない
でも
もし
君が僕にキスをしたなら
また僕は
君に騙されるだろう…
嗚 呼 な ん て
甘 い 罠 …
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一生懸命に紡いだ言葉でも
シャボン玉ように
簡単に弾けて消えていくから
君の心まで
届かないんだね
伝えたい言葉は
いつも曖昧にしてたから
素直な気持ちの伝えかたも
いつの間にか忘れてしまって
大切なときに
言葉が出てこないよ
大きなシャボン玉に
私の思いを閉じ込めて
君のところまで届けと願うけど
あまりに風が
強いから…
『かぜ かぜ 吹くな』
と歌い続ける
詩人:浦覇 | [投票][編集] |
車の助手席
君の白い指に映える
赤いマニキュア
癖の様に自らの指を食み
陶酔の目で空を見詰める君は
あまりに幼く
それでいて官能的だから
君を見てしまわぬよう
視線を必死に逸らす自分の姿が
余りに滑稽。
君を気兼ねする僕とは裏腹に
まるで上の空な君
僕の視線に気づいて欲しいような…
欲しくないような…
そんな葛藤で
赤信号の度に
調子外れの鼻歌を歌いながら
車のハンドルを打楽器に見立て
コツン コツンと鳴らすけど
それを知ってか知らずか
悪戯そうな顔で
微笑む君は
また僕を混乱させる。
嗚呼、
こんなドライブ
早く終わってしまえばいい。
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仕事が辛くても
皆 口に出して
『辛い』
なんて言わないから
自分一人だけが
辛いのだと
勘違いしてしまう
誰かに打ち明ける度
不幸自慢する自分に
嫌気がさし
だれかに甘える度
自分の弱さに嘲笑し
『大丈夫?』
と訪ねる君の一言だけで
涙が溢れた
いつから
こんなふうになったのだろうか
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いつもは「帰りたくないよ」と言って僕を困らせるのに、
君を帰したくない日に限って
「今日は、帰りたくないなんて言う意地悪はしないわ。」といってあっさり帰っていく君。
「意地悪してよ。」と言う僕をヒラリとかわしてクスクス笑いだした。
「今、貴方に意地悪してるじゃない。」
嗚呼いつも
君は僕より一枚上手。
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信用してるわ。
貴方に興味があるの、
貴方の事を教えて。
貴方の本音が聞きたいのよ。
貴方は私と居る時間を有意義だと感じるのかしら。
「君はいつも難しい聞き方をするね。何故素直に僕の事を好きだって言わないのか。」
何故かしら、
私はいつも遠回り。
素直に言えばそれで済むのに…
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知識こそ財産。
知識は人から貰う事も、あげる事も出来る。
さらに貰ったりあげたりする過程で減る事が先ず無い。
奪われて無くなることも無い。
遺産相続の問題だって無い。
知識と言う財産は使う事が出来る、なのに減る事がない。
なんて素晴らしい財産だろうか!
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今まで必死に生き抜いて
やっと根を張り
もう一息で
この淡く柔らかい
花弁いっぱいに
夏の風を受けようと
夢見ていたのに
公園に咲いた私は
無垢で残酷な子供達によって
呆気なく
踏みにじられ
手折られていく
『そういう運命だったのだ』と
自分に言い訳して
ゆっくり
息を止めた。