詩人:浦覇 | [投票][編集] |
寂しがり屋の私は今日も
いえなかった。
言えなかった。
自分の身体引き裂いても
声が、言葉が
出てこないのです。
まだ行かないで独りにしないで寂しいの眠れないよ怖いの暗闇が静寂が孤独が夜が。
脳裏に焼き付く貴方の笑顔を言葉を声を香りを肌を息遣いを熱を忘れたくないよ思い出させてよ消えないで消えないで消さないで。
腕を飾る赤い線今日も
いえなかった。
癒えなかった。
私の言葉、重過ぎて
きっと、君は
受け止められないね。
いつも通りさよなら告げる
貴方の口はきっと
寂しさを知らないのね。
だから
私は今日も
いえなかった。