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浦覇の部屋  〜 新着順表示 〜


[58] 0:00
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電気が消えた部屋

ヤケに明るい携帯画面をみつめる0:00


『また日付が変わった』と、

大きな溜め息に

詰まらぬ日常への
憂鬱と

今日も生きてる
安堵をこめた



独りの夜は
長すぎるから

寂しさの涙もかわいてしまうよ


今日もまた
寒いベッドに独り





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『さみしいよ』



どこかで眠る
君には
届かない



2010/08/22 (Sun)

[57] 君が目を閉じた日
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雨のふる
蒸し暑い日

君にサヨナラした

君の冷たくなった手を
ただ暖めようと
握ることしかできなかった

手を握ったって
君の体温が戻らないのは
わかってるのに

『どうしたの?』
と、はにかむ君は
もういない

君の冷たい頬に
キスをしたのは

雨のふる
蒸し暑い日でした



2010/05/18 (Tue)

[56] punish
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罰してくれ
君を追いかける足を

君に触れる腕を

罰してくれ…

君を想う僕の心は
きっと罪になるから

ただそばに居るだけでは
おさまらない
この感情よ

あぁ僕は
なんと醜いのだろう

罰してくれ
愛をつげる
この声を

君を求める
この肌を


2010/05/15 (Sat)

[55] 流れるのは血ではなく涙
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止まらない
震えと耳鳴り

聞こえる


声 声 声…


『罰を受けるべきだ』

『切るんだ』

『そう、その愚かな手を、口を脳を』


剃刀なんて
しゃれたもの
僕には似合わない

代わりに僕は
鏡の前で言う








『役立たず』



2012/02/23 (Thu)

[54] しんご―き
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小さな猫は夜の散歩

暗い道路を走り抜ける

赤から青

通り抜ける鉄の風
響く金切り音
鈍い痛み

光は青なのに僕は赤

青から黄色
そして赤

繰り返される
人のルール

知らない
僕はそれを知らない

赤から青

熱が引いていく

僕の意識は
闇の中

2010/04/08 (Thu)

[53] 青 青 青
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追ってくる
影が 闇が…

速くなる
呼吸が 鼓動が…

止まらない
血が 恐怖が…

青 青 青

待ってくれ
少しだけでいい

せめて
紙にペンを
滑らせる間

止むことのない
青…

青 青 青

せめて
さよならを
言い終わるまで

2010/04/08 (Thu)

[52] heat
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熱くなる

体が,心が…
貴方に触れるたびに

徐々に,確実に

また熱いのは
私だけ…

熱に蝕まれる私を
貴方はただ…

冷たい眼で
見下ろすの

覚めない熱に
魘されながら

私はポツリと呟く

『I hate you』


2010/03/31 (Wed)

[51] 不 安
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僕が目を閉じたとき
思い浮かぶのは
君の笑顔


君が目を閉じるとき
見えるのは

本当に
僕なのだろうか…


2010/03/27 (Sat)

[50] まだ暗い夢の中
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今日も
朝日の見える頃


白い橋を渡ります
一つ二つと

音がするのです
カタカタと

ああ
此処も
もう駄目なようだわ

肩を叩くは
黒い瞳の…

2011/07/19 (Tue)

[49] 消滅
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消えてしまえ
消えてしまえ

私のからだ
消えてしまえ

見ないで
見ないで

私を見ないで


消える事が
出来たなら…

私の罪も
消えますか?

2010/02/24 (Wed)
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