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浦覇の部屋


[66] 月ノ光
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こんなに寂しい夜なのに
月でさえも


私を独りにするのね








眠れぬ夜を
独りで過ごす私




眠れぬ夜を
誰かと過ごす貴方











嗚呼
お月様





窓から見える空気は
闇ばかりで


ただ
街灯だけが
静かに瞬いた






貴方は
私の知らない誰かに
愛を歌うのに





私は
貴方の知り得ない悲しみを
朝まで歌い続けるのよ


2011/11/01 (Tue)

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