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浦覇の部屋


[76] 私の娘
詩人:浦覇 [投票][得票][編集]


アナタが

部屋にこもって
CDの音量を最大にしてるのは


アナタが

夜中に散歩に出掛けるのは






私に気づかれないよう

一人で
泣いているからなのよね





泣き腫らした
赤い目元


日々増えていく
アナタの腕の傷…






『お母さん、お腹空いたよ。今日のご飯なぁに?』


なんて
私にバレたくないかのように




あまりに
明るい笑顔で言うから



私は何も聞けなくなるの






『今日はアナタが好きなモノ作ろうかしら。何が食べたい?』






これが



私の精一杯です






こんな

無力な母を


許して下さい…


2012/01/23 (Mon)

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