我等の世界はつくられる

貴女の涙

私の想い

誰かの願う死
によって

我等の世界は
ツクラレル

思い出が

心を

奪っていく


希望が

心を

取り戻す

ホラ、また
鳥は
人を見下し

自らの
羽で
天と立つ

　　　　さぁ

　　息を吸い込んで

　　息を吐き出して

　　一歩踏み出して

　　全て投げ出して

　君が微笑んだ一瞬

夜が怯える



朝が震える

かつての


希望は


今の


絶望となり


我が身を


狂わせる

僕達の目の前に在るものは


いつだって現実で

いつだって幻想で

いつだって自由なんだ

子どもの頃に描いた夢に、
一体何を残しただろうか。

大人になって知った現実に、
一体何を求めただろうか。

浴衣に袖を通す君
夕暮れが照らす髪飾り
花火の音と蝉の声
遠く聞こえぬ君の声