詩人:涼秋 | [投票][編集] |
秋の涼しい陽射しの下
森の中に佇み目を閉じる
涼やかな風が吹き
穏やかな森がざわめく
色褪せた枯れ葉が
ワルツを踊り
老齢な樹々達が風の指揮のもと
演奏を奏で始める
森の生命在るもの全てが
踊り騒ぐ
森が冬の眠りにつく前の
最後のパーティー
冷たい風が吹き
次第に静かになり眠りにつく
次のパーティーは
暖かい春の陽射しの下で
新たな生命と共に踊ろう。
詩人:涼秋 | [投票][編集] |
無くした物を探しに
独りで旅に出た
何を無くしたかも
忘れたまま
ただ何も考えずに
歩き続けた
ある時ふと気付いたんだ
僕が無くしたのは
貴方の笑顔
もう見付ける事の………
出来ないもの
詩人:涼秋 | [投票][編集] |
一晩中泣いてあなたは目を赤く腫らしていた
それを見て僕は
胸が締め付けられた
僕じゃダメですか?
僕じゃあの人の代わりには
なれませんか?
あの人の代わりでもいい
それがどんなに虚しいかもわかってる
それでもあなたの傍に居たい
あなたの中から
あの人への想いが
消える事がなくても
たとえそれが叶わぬ恋でも
僕はあなたの傍に居たい
僕はあなたを独りになんかしない
だから僕を
傍においてくれませんか?
あなたの傍にいたい
たとえそれが
叶わぬ恋でも……………