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鈴砂の部屋


[21] 煩い雨
詩人:鈴砂 [投票][編集]

時雨心地のくれない空
時計の針と雨の音
熱に浮かされ歩いては
見上げた空に澱み雲

水に濡れ
肌に纏わる遣らず雨
全て洗い流れるはずで
雨に打たれた独り道
額に張り付く前髪が
視界を阻んで突き刺した


 排水溝から溢れる水を
 私はただじっと見つめた
 牢で渦を為したものは
 冷ややかに眺めていた私を咀嚼し
 獣然と吼えたててやまない
 その声すら掻き消す程
 雨音は酷くなるばかり


降る雨の下
排水の上
いつまでたっても水浸し
今日の雨は気違いだ
私の知らない梅雨を連れ
明日もまだまだ降るだろう

2005/05/28 (Sat)

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