詩人:夜深 | [投票][編集] |
生ぬるい風が 夜の悲しみの影をそっと消して
私はまだ君を想っている
どんなに遠く離れたとしてもきっと
想えばきっと
心だけはいつまでも どこまでも
繋がっていられるよね
甘いチョコレイトのように
溶けそうな
まどろみの中 眠りにつくまえ
月明かりが薄まった空に
星の光が一段とまぶしい
明日
君に会えるから
まだまだ熱い心に吹く風
やっと落ち着いて
生ぬるく風が吹く頃には
きっともうすぐやって来てしまう
君との別れ方を
想ってしまう
生ぬるい風が 夜の悲しみの影をそっと消して
生ぬるい風が 夜の悲しみの影をそっと消して
明日にも私は君のことがまだまだ好きで
明日にも君は笑ってくれているかな
飴いろの揺れるハートが
朝をむかえた
朝
すべてに小さくても希望が生まれていき
朝
すべてに小さくても絶望が落ちていくはずの
素晴らしい明日の朝
絶望たちは時折 大きな群れをなして
ひとりきりでいる私の心に
ちくちくと黒い針を仕向けてくるけれど
この痛みには 決して負けない
明日があるなら 君が笑うなら
ずっとずっと
私は光っていける
どんなに遠く離れたとしてもきっと
想えばきっと
心だけはいつまでも どこまでも
繋がっていられるよね
今は繋がっていけるよね 君と
明日も繋がっていけるよね きっと
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こんばんは
小さな声でささやいた
黄色な気持ち
水面に揺れてるお月様
ふうわり浮くような恋の夢
いつまで
夢を見続けられるかなぁ
きっと朝がくれば
光が心をくっしゃり刺して
少しの痛みをこらえて
君とのさよなら するんだろうな
闇にぽつりぽつり
蛍光色
光を求めて旅をした
私の羽根はいつのまにか
汚れていたから
どうやったら
不安を 汚れを なみだを
拭えるのか分からないまま
いつ 夢から目覚めるのか
知らないままに
恋に落ちる
君といっしょに
濃淡映る夢のふちに
呼びかけてみる
この空はいま
赤ですか白ですかそれとも真っ黒ですか
もし赤なら
君と出会う時間
もし白なら
君と話す時間
もし真っ黒なら
もし真っ暗なら
君が消える時間
夢のふちの奥底に
恋が落ちて
君が落ちて 消える、瞬間
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うだるようなあつさの中
君をみつけた
いつか 割れてしまった
真っ赤なハートを 君と半分こしたんだよね
今 その割れたハートが
君と会うだけで ぴったりと合わせられた
空の白さが瞳(め)には眩しくて
胸の奥に詰まる甘さたちは苺の香り
ああ
甘酸っぱくてどうしようもない
どうしてこんなに君だけが好き、なんだろうね
切なくなってしまう 冷たい風吹き荒れる夜に
あたしのハートが真っ青になって心細くなる頃には
君の表情は笑顔ですか
それとも泣いてますか
できれば あたしが君想う時には笑顔でいてほしい
ゆだるようなあつさが
太陽が
世界中に火を照らしてる
だから私はこんなにも 火照ってるのかな
胸の奥は弾んで嬉しいはずなのに
唇や声がうまく 歌ってくれないよ
君のための言葉を歌いたいのに
いつ 枯れてしまったの
真っ赤な想いを 乗せるための歌声
今 その真っ赤な歌声が
君と会うだけで
すんなりと 歌いだせるように感じたの
空の暗さが瞳(め)にはかなしくて
胸の奥に詰まる辛さたちは海風の香り
ああ
時々しょっぱくて いやになるよ、涙のあと
うずくまってしまうほど
この世界には嫌なこと 山ほど詰まっているけれど
多分 君だって頑張って生きてるんだよこの世界
だから私も もう一度顔をあげて
小さな声でもいいから歌ってみるよ
君のための歌 甘酸っぱい詩(うた)
いつか 割れてしまった
真っ赤なハートを 君と半分こしたんだよね
今 その割れたハートが
君と会うだけで ぴったりと合わせられた
この夜空の鼓動を繋ぐものは
君と君と 君と君と 君と君との ハート
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窓を流れる小さな気持ち
光りながら飛んでいく翼
もっと強く 強くなりたくて
闇夜の空を
どんなに暗くて怖くたって
足がすくんだって 涙くすんだって
飛んだ
飛んだよ 私は
もっと強く強く生きたくて
君がいなくても 泣かないで
君の笑顔を想ってるよ
雲の上には まだ見えない明日があるから
明日には
君と会えるように願った
色とりどりの
ゆらゆら揺れている気持ちが
海の底に映って 影をつくる
泣きたいくらい さむい風が
指の先まで吹いていても
この夜越えれば
あたたかい朝が待ってるはずだから
いつでも
強く強く 美しく生きてみたいと思う
生きていこうと強く想う
もっと強く 強くなりたくて
夜明けの光に向って
飛んだ
飛んだよ 私は
君のためにも 私のためにも
私は頑張らなきゃいけない、
ってこと 誰よりも私が
痛いほど分かっている
さあ
飛んでみよう たくさんの想い抱えて
夜のしずくが溶けて
朝のあたたかい未来(ひかり)が
この世界に 訪れる
しあわせはなかなかやって来ないけれど
明日は来るって 明日はあるって信じて
飛んでみよう 飛んでいこう
朝に満ちた明日が
昨日も今日も 輝いている
孤独に埋もれて 声が枯れていても
この世界を飛ぼう 君を想いながら、必死に
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さっきまで凍えてた世界が
朝になったら 熱く燃えてゆくの
太陽が 月の頬にキスをしたの
炎のように熱く甘く響く
この気持ちの奥底には
冷たい凍える海が拡がっている
"孤独"や"笑顔"の宝石を
綺麗な尾ひれ揺らして 人魚たちが守ってる
火花が飛び散るように
勢いをつけて走り出す この記憶には
君しかいない 君しか必要はない
君と二人で乗っている 鈍い色のバイク
光が反射して 小さく銀星が現れる
この道の向こうには 海が拡がってるの
"孤独"や"笑顔"の宝石や
"狂愛"や"共愛"の波が
勢いよく押し寄せてきて
私たちを包み込む
その波はいつしか
月明かりに輝いて
朝まで君と一緒にいたいと
消えそうな涙に願った
目をとじて 君と手をつないで
深く愛を知って 深く眠りについた
…朝になって
さっきまで千切れてた世界が
君と一緒にいれば パズルのようにはまってゆくの
私が 誰かの頬にキスをしたの
海の香りを瞳にまとって
また 君と走り出したの
今、あの夜はどこか遠くに
行ってしまったけれど
私は君をこんなに近くに感じてるから
寂しくはない 悲しくはない
傷つきやすい満ちた
君の愛の果てには
あの夜の海の香りと
真っ白に染まる朝と夜の境界があるだけ
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明日も世界は
群れをつくって かたまりにかたまって溜まって
群れて枯れていく気なの?
明日の世界は
群れをくぐって たったひとりで
生きてく自信はないの?
ひとりが怖いよ嫌だよって
いっつも君は言うけれど
そんなこと言ったって 起きるときも眠るときも
息をしても歩いても泣いていたってひとりじゃないか
どれだけ周りにたくさんの
赤 青 黄色の群れがあってもさ
たった ひとりぼっちの孤独
嚙み締めていかなきゃ この世界を生きていけやしない
遠くで偉い人たちが愛だの恋だの語ってるけど
愛ってもんはそんなに尊くって遠いもの?
あたしは
もうちょっと近くに愛はあると思うんだ 信じてるんだ
たとえこの部屋でひとり 息をひそめてても
また明日になれば外に出て 君たちと言葉交わすよ
だから
ひとりぼっち、だなんてあたしはあんまり信じない
そう思うことによって
明るい日であるはずの明日が暗やみに葬られたら困るから
…と、
そういうわけで 明日の群れたちよ
どうかどうか あたしの話聞いてよ
ひとりで頑張って疲労感溜め込んで
それを吐き出す残酷な群れの君たちよ
言葉を亡き骸に 恋を亡き骸に
しないでおくれよ どうかどうか
ひとりで頑張ってついに力尽きた日には
夕日をゆっくりと眺めて流れ星に祈るといいよ
静かな風がその身と涙をきっと沈めてくれるから
幼い頃のあたしが
明日の群れを描いてた
現在のあたしは 明日の群れを見つめてる
明日の群れはどこへ行くの
世界中の空を飛んで きっと愚かに青春(あおはる)を
すごしていくのでしょう
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青く静かな風が舞う空
私はすこしうつむく
傷あと残したあの道に
太陽の火が堂堂と照らす
赤く染まる命の小さなまたたきが
叫んでいる
遠くに どこかにいきたい
けれど
どこかに行ったらそれは「ここ」
薄く 消えてしまいたい
だけど
消えてしまったら考えることさえできない
そう
悲しいくらいに
何事も できなくなっちゃうよ消えたら
夜にうっすら浮かぶ
想いの果ては無いようで
想っても想っても
この重い(想い)は軽くならないし
想っても想っても
重くても重くても
抱えていかなきゃいけないもの
青の海と赤の陽に
叫んでみたんだ 自分の声で
「世界がきらいだ」なんて
自虐的に嗤ったりして
「世界がすきだ」なんて
自爆的に笑ったりして
「きみがすきだ」なんて
面と向かって言えるわけがない
衝動的に悲しいくらい
動いて動いて心を激しく走らせて
能動的に嬉しいくらい
想って想って心をたのしく弾ませる
私は強くなれるよね
青の海と赤の陽に
叫んでみたんだ 自分の声で
私は今より
明日を好きになりたいし
私は今より
あなたを愛していたいし
私は昨日の私よりも
もっと強くなりたいよ
常に自分の敵は昨日の自分だと知っているから
昨日の弱さや空しさを
勇気のハンマーで叩き潰してしまえ
そしたら
心に少し傷がつくけれど
その分 ずっと強くなれるよ
日々の痛みを糧にして生きるんだ
強く美しく
空を飛ぶ夜の青い風や
明日を照らす赤い火のように
私は強くなりたいな
ああ 憧れてしまう…
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憂いに沈んだ心に
鈍い風が どろっと吹いてる
自分を変革してみたい、とか
自分を消えさせてほしい、とか
時々思ってしまう
一人だけど一人じゃないあたし
くるくると回っていく
この景色や時計の針
むなしく胸が痛み出すから
私は息のかわりに涙を止めてみました
ブルー
染まるブルー
沁みるブルー
懸命に愛想を売って悲しみを買ってみようか
明日売り出された悲しみはきっと
明後日値上げで大損ね
ブルー
悲しみの色 それとも愛の藍色?
ブルー
冷たい心の奥底に
本当は優しい空が眠ってるの
夕焼けで紅くなってても
また
嫌なことを思い出して蒼く青く染まる
あのブルーはきっと
明日
真っ黄色の太陽の光を全身に浴びて
明日きっと
爽やかな新緑へと変わる
あたしは変わりたいと思っている
あたしは変わりたい
変わりたい変わりたい 生きたい 生きてみたい、必死に
そして誰だっていつも
仮面を被っている
虚勢という名の外せない外れない仮面を
ブルー
染まるブルー
沁みるブルー
青くなった仮面はいつか赤く染まって
明日の希望を見い出す
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自分で自分を見つけなくちゃ
生きていけないような
面倒な世界に
生きているらしいこのあたし
いつでもどこでも何していても
光が この空の上に
まっすぐのびているらしいのです
さあ大声で
叫んでみようかな
自分の持つ 今、すべてを
その声はすきとおった
君の世界に届くから
美しいものばかりが
世界に散りばめられてて
世界をつつみこんでたら
小さな暗闇 小さなまっくろ、
うつむいたときに
あたしをなぐさめてくれる影だって
必要ないってことになるじゃない
光があるからこそ 生きられる
闇があるからこそ 生きられる
光がないからこそ もがける
闇がないからこそ 幸せでいられる
あなたたちはいつでも
自由求めてるけどさ、
自由すぎても迷うじゃない
さまよいながらも
少し たちどまって
闇を求める
小さなあたたかみのある、
あの影をもとめる
夕暮れ ゆらり
帰り道に浮かぶ白いお月様を
くるりと包む夜のかけらたちが
君とあたしの世界を染めて
影を連れてくるよ
あたたかいね、影
時々つめたいね、光
あたたかいね、君
時々つめたいね、世界
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透き通るあの空に
しずかに しずかな
幻みたいな君がきました
ある春の日
桜の花弁よりも軽やかに
銀の流星よりもしなやかに
君が来ました
夜が蒼く青く染まっていく
こんなに一人の君を
想えるときが幸せだと思う
涙なんて見せないけれど
すごく惨めな気持ちで傷ついた日もあった
でも
どこにいても近くにいる
どこにいても忘れない
君が 心をよせてくれたの
嬉しかったよ
心の奥の奥が強く締め付けられるように
さびしいときだって
君のことを想えば大丈夫
元気になれる
夜空に浮かぶ
白く光る淡い月が
あんなに遠くにあるから
切なくってたまらない
たまらなくなっても多分
涙だけは見せないし流さない
愛というものには
距離は 涙はいらないと
私は強く 思うから
私は君のことを強く 思うから
君を想って頑張って
もっと今よりも強くなって
やさしくなって
会えなくても絶対に
泣き言は言わず 君だけを想う
月光る日
夜のぬくもり 風香る星のかがやき
はげしくてあまいこの気持ちは
蒼く消える月から紅く燃える太陽に
一瞬で変わるくらいの
強い気持ち
愛というものには
距離は 涙はいらないと
私は強く 思うから
私は君のことを強く 思うから
明日の月もきっと輝く
明日も輝こうとするよあの月は
今の私みたいに、きっとね