ホーム > 詩人の部屋 > 夜深の部屋 > 小さな銀星

夜深の部屋


[1] 小さな銀星
詩人:夜深 [投票][得票][編集]


澄んだ夜空に
銀星ぽつり ひとつ

明日からまたはじまる「今日」が
また怖くなったよ

明日も君に会えるかな

今日は嫌
明日の今日も嫌

期待しすぎると裏切られる
それが分かってて 明日に期待する

よし
変えてやろう

明日が素敵に輝けるように
明日が「今日」になるまえに

精一杯 やろう

銀星が君の家の屋根におちるよ
この音は
私の 君を思ってる音だよ

どう?
少しうるさいでしょう

でも 
少しうるさいくらいのほうが
元気になれるでしょう

澄んだ心の奥に
君の光が明日から差し込むことに
感謝するよ 嬉しいよ

今日の暗闇から颯爽と駆けて
眩しいくらいの明日に向かって
飛んでやる やってやる

だから小さな銀星
見ていてね 私の
孤独から抜け出すつもりのちっぽけな勇気を

ボンクラで悲しくなっちゃうほどの
私自身だけど
恋することで強くなれる気がするの

さあ
飛んでいこう

小さな銀星が照らす きらめく明日へ

2011/04/06 (Wed)

[前頁] [夜深の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -