詩人:夜深 | [投票][編集] |
うだるようなあつさの中
君をみつけた
いつか 割れてしまった
真っ赤なハートを 君と半分こしたんだよね
今 その割れたハートが
君と会うだけで ぴったりと合わせられた
空の白さが瞳(め)には眩しくて
胸の奥に詰まる甘さたちは苺の香り
ああ
甘酸っぱくてどうしようもない
どうしてこんなに君だけが好き、なんだろうね
切なくなってしまう 冷たい風吹き荒れる夜に
あたしのハートが真っ青になって心細くなる頃には
君の表情は笑顔ですか
それとも泣いてますか
できれば あたしが君想う時には笑顔でいてほしい
ゆだるようなあつさが
太陽が
世界中に火を照らしてる
だから私はこんなにも 火照ってるのかな
胸の奥は弾んで嬉しいはずなのに
唇や声がうまく 歌ってくれないよ
君のための言葉を歌いたいのに
いつ 枯れてしまったの
真っ赤な想いを 乗せるための歌声
今 その真っ赤な歌声が
君と会うだけで
すんなりと 歌いだせるように感じたの
空の暗さが瞳(め)にはかなしくて
胸の奥に詰まる辛さたちは海風の香り
ああ
時々しょっぱくて いやになるよ、涙のあと
うずくまってしまうほど
この世界には嫌なこと 山ほど詰まっているけれど
多分 君だって頑張って生きてるんだよこの世界
だから私も もう一度顔をあげて
小さな声でもいいから歌ってみるよ
君のための歌 甘酸っぱい詩(うた)
いつか 割れてしまった
真っ赤なハートを 君と半分こしたんだよね
今 その割れたハートが
君と会うだけで ぴったりと合わせられた
この夜空の鼓動を繋ぐものは
君と君と 君と君と 君と君との ハート