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夜深の部屋


[4] 青く溶ける
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満たされない愛なんて、
どっかに消えてなくなっちまえバーカ。

呟いたとしてもそこには、
空白、 虚無、 のこるだけ。

私が君の心を読めたらいいのにな。
日に日に焦げるこの想いが、
どうか君に伝わるように。

青色の憂鬱…赤色の快楽…
黄色い満月…禁欲の三日月…

お願い私をみてよ、
君も、 
私が君を探すように、 私が君を求めるように、
そうしてよ。 

星空ながれぼし。 
言いかけたお願いは、サクランボみたいにすぼめた
唇にぶつかって途切れたの。

満たされない愛なんて、
哀しいじゃない。
泣けて泣けて疲れた。

愛情振りまくって見返り求めるのが好き、で
愛情を分け合いまくって見返り求めないのが愛してる、でしょ。そうでしょ。

お願いちゃんと見て。
私はここにいる。
私はここに。

私は君をいつも見てるのに、気づかれないの。

気づかれない恋なんて、
満たされない愛なんて。

捨てようとしてとめられた。

かすれた声で放課後の青が言うの。

「まちがってる」って。

青に溶ける放課後。
青く溶けるこころ。
青くしみる真夜中の片想い。

2011/04/11 (Mon)

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