詩人:慎也 | [投票][編集] |
NGスタイル価値
今日もアタマのなかを巡り巡って
銀色ちらちら星廻る
もっと深い場所で出逢えたなら、
何でも出来て、争うヒマも無いが、
些細な歴史にも皮肉は付いてくる
だから面倒だ
過去や未来を語ったところで、
結局のところ
確信は無いわけで
自分で選んだ至極不思議で
不確定な線引きが、
いつの日か閉ざして
動けない
秘密にする実益は、
それを発信する勇気と責任感と、チャンスに
悖るのかもしれない
君の無垢の表情に
少し戸惑う
甘い絶望で、ぐらぐら、とぼとぼ、
のんびり走った
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律儀に日常という名の手順を踏んで、
そこから、何を信じようとして、
誰に誓ったんだろう。
あいつは実体も顔もない運命なんかに惑わされてるよ?
大義名分のない強制なんかが生きる意味なんてないのに
地頭悪いなんて言葉。
「ばいばい」とか「ハロー」くらい、
単純明快で、軽くて重い。
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恐れすぎ。疑いすぎ。
仮面で自分が誰だかわからない
それでいい
今ならば、柵も未練もないから
悲しいくらい今しか知らない
何を覚えたか忘れた
ほんと忘れた
でも全部じゃない
背負い込むすべてが小さなダイヤモンドみたい
どこか無意識に信じる対象を暴いてゆこう
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嫌悪感の根源突き詰めて
関係の"希薄さ"に到達
意思疎通ぎこちなく、遅延に遅延を重ねて
結局、見切られて、終わり
悲しいけど、それが自分
「君の知らない僕だっている」とは言っても、
それを証明に値する証拠がないのならば
見切られて、当然なのだ
その希薄性の責めを、どうしても他人に帰せしめていたけど
そうじゃない
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経緯も性分も飛躍して忘却の彼方
めまいとか病理とか
焼け焦げた地上を這うような姿は
偽善にもならない
不本意に眠る無垢な回転よ
名もなき平和と信念の目覚めに代わって
多くを望まぬ限界の美しきを知る切なき勇者よ
食欲旺盛、機能不完全な刹那となれ
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簡単なことが
その手から容易くおちて
手当たり次第の
石ころ投げ付けて
顧みない
いったいぜんたい何だ
何をもってその完成を喜ぶ
何も美しくないや
ならば、何も通じてやいないや
掻き分けても掻き分けても
大事であるはずの出会いを
ひとつも明けないや
でもいいや
若葉を建前に明日も震えて進め
脳から手に
手から脳へ
指令を送ろう
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私という小さな現象を創造した時から
長く険しいよ
無為な施しを始めた隙間から零れた息の所為で
すっかり非常識
自由がもたらす安心は眠気を誘い
とぼけた行為も顧みなかったところが、
破壊の音を聴いた瞬間から、
不自由がもたらした不安が
一生を目覚めせた
ニュートラルな炎が
生涯消えることがない
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時間という水のように区切りなき永遠が
節目という望遠鏡で見えた輝きとともに
思い出に残っていたから
そして、その後も
日々、日常を尊しと生きて
また望遠鏡に映る一つ一つの輝きを受け取ろう
大切な笑顔が隠れないようにしたいから
一途な思いを許して
自分の不誠実さを目掛けて
立ち向かおう
誰にも読まれまい
この心を
こっそりと落として、秘めて
僕が守ろう