詩人:慎也 | [投票][編集] |
叶えたくても、叶えてはいけない
挑戦する勇気の方向が、
限界を超えることではなく、
その地平線の輪郭をなぞることであって
まともな営みが、きみのためになること
それとの付き合いかた
それは、追い求めるのではなく、
きみと、共有せず、
同じにならないことが、
きみを大事にすることであって、
ぼくらの生きる意味に適うから
叶えるべきと、叶わざるを、
争った成果じゃなくて、
噛み合わせようと、
わたくしの世界から脱しようとする
まさに、その場の、
労働の過渡期こそが、
むしろ美しく輝くから、
望みは、明日へと、誰かのため、
いのちすら惜しまないこと
どんなウソも
どんなに自分を守っても
良く取り繕って見せても
一瞬の宇宙大爆発の微力に過ぎず、
最期に、何も残らないのなら、
今だけの限界を手掴み
いのちの継承、つながりだけが、
ぼくらの生きる意味だから