詩人:多久 | [投票][編集] |
もう無理さ。
僕の中の悪魔が囁く。
忘れちゃえよ。
うん、もう忘れたほうが良いよねって、
本音の相槌を打ち、
その言葉とは裏腹に、
溺れてしまった自分を
救えずに、
出口を探す。
忘れようったって、
忘れられるわけないよね。
今までで一番
愛したいと思えた人なんだから。
簡単な言葉だから、
信じてもらえないかも知れないけれど、
ホントだよ。
初めて伝えた言葉なんだ。
だからいっぱい使っちゃったんだ。
「大好き」
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僕のコトバは、
重く、
それでいて、
薄っぺらく聞こえるんだ。
あなたに伝えたい言葉は、どうしてもきれいごとに聞こえちゃって、
話す言葉を見失った。
もし、百パーセントの想いが届く言葉があれば、
こんなに苦しむコトもないだろう?
間違っても君を傷つけやしないだろう?
俺なんかが発した言葉じゃ、君を救えないし。
救う自信もない。
そんな俺はただ指をくわえて、
事の行く末を見守るしかないのか。
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「恋は結果よりも内容さ」
心ではわかってるし、
そういう意味じゃ
この恋は良かったんだ。
新しい価値を見いだせたから。
だけど、
僕は欲張りで、
その上結果が伴わないと
気が済まないんだ。
9回裏で1-10で負けてる。
それくらい厳しい状況だけど、
僕の目には、
逆転サヨナラ満塁ホームランを打つ
僕のスガタしか
映ってないんだ。
打順が回ってこないかも知れないけどね。笑
信じてるだけで、
快進撃は起こりそうで、
そんな果てしない夢を信じて、
ボクハベンチカラボールヲニラミツケル。
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恋をしてる。
ただそれだけのこと。
それって、
不発弾を抱えてるのと変わらねぇんじゃねぇの?
いつ爆発するかわからない感情を押さえながら、
おさえきれずに漏れる愛に導火線は着火し、
最後には爆発して、
僕も
君も
ぶっ壊れちまった。
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一輪だけがポツンと佇む。
君は孤独故に美しく、
愛でられたのかい?
そこに、
僕がいちゃ
魅力がなくなっちゃうの?
そばに行きたいけれど、
行ったら、
結果的に君は傷つき、
枯れはててしまう。
魅力を感じたいなら、
僕は君に近付けないのか?
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きっとどんなに想って伝えた言葉も、
君にとっては憂鬱で、
汚いコトバなんだろうね。
国語で学年一位とったし、
文章力には自信あったんだけど、
君にはなにをいってもつまらないよね?
本音の言葉も、
乾いた言葉も、
文字にしたら同じ。
言葉には心が宿るなんて嘘さ。
自分ですら説明できないこの気持ちが、
言葉になってるワケがないもの。
だから、僕はもう文章なんてものには期待してないよ。
うたで世界を変えてやる。
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揺れ動く灯火のように、
そわそわして、
微かなもの。
風は僕を消し去ろうとしてる。
僕はその場から動けないから、
消されるその瞬間まで、
ここにいて、
耐えるしかない。
苦しみを正面から受けとめる。
そこに逃げ場はないんだね。
最近はやっと、持ちこたえ方がわかってきたよ。
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どんな夢も
叶ってしまえば
「こんなもんなの?」
って感じるのかな。
憧れて、
追いかけたものを
実現させたとき。
それは満足じゃなく、
新たな欲求の始まり。
時には後悔もあるし
痛みもある。
その痛みを全て受けとめて、
それを傷として
僕らは背負っていく。