詩人:太一 | [投票][編集] |
荒い息遣いと
汗ばむ身体と
触れる肌
をんなの証は潤って
をとこの証は血を集める
強張る身体に
ちからぬいて…
引き攣る痛みと圧迫感
短い呼吸
本能の侭腰を動かしたなら
その先はエクスタシィ
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何時も笑ってた
いい年してアタシより子供みたいで
無邪気で純粋だった
19の誕生日にプレゼントねだったら
桜の花びらにまみれて
不格好なブラックスター
甘く疼く傷をくれた
それからは
毎日
2人で縺れるようにじゃれあって
激しく貪りあって
全て一緒に過ごしてきた
お前がアタシの首筋に印残した朝
何も疑わなかったあの朝
思い出とキスマークと
ブラックスター残して
お前は消えた
春が来る
思い出とあの朝のキスマークは消え入りそうだけど
桜の下で
情事のもとで
愛おしそうにブラックスターにキスするお前が
焼き付いて離れない
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御決まりの営み繰り返して
快感は喘いでも遠ざかることなく
何時も絶頂
気持ちが、良い
気持ちが、好い
乗り慣れたLeatherの助手席
お前とするなら
下手なベッドより揺らしてくれる
汗ばむ背中に張り付いて心地善い
肘掛けが足掛け
開いたら奥迄深く
堪らないから締め付ける
お前の呻きが媚薬
引っ掛けて、揺れる芳香剤は
甘ったるい罪の馨
2人、吐く息が熱くて
少しばかり頭痛がするから
出来るんなら
今、上に乗るお前に殺して欲しい
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息も出来る
手も足もちゃんと動く
左に位置する心臓もちゃんと脈打っている
少し赤いけど瞳もある
床が冷たく感じる体温もある
私自身は何も無くしてない
きちんと存在している
なのにどうして
頭の中は喪失感しか見当たらないのだろう