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アイカの部屋


[115] POLARIS
詩人:アイカ [投票][編集]

その体は
まだ遠く、遠く…
その意識は
さらに遠く……

君はその声で
無関心の意味を
問うた様で……?

その意味を知り、
彼の逝く時を知り
私を悟った所で

この悲しみの
何が変わると言うのか……。

あの黒の中で
どうやら
POLARISが砕けて
鳴いた様で……?

毎分、何人もの人が
呼吸を止め

その周りには必ず
無感情な無関心が
集まると……
私はずいぶん前から
知っているよ?

今、この道で
倒れたとしても

必ず誰かが
抱き起こしてくれるから。なんて
言い切れないのと同じこと。

2004/01/19 (Mon)

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