詩人:アイカ | [投票][編集] |
アタシが持ってるハズのない金ってもんを
笑いながら
巻き上げようとした
たかが一年だけ
多く生きてる
四人組
別に悪いこと
してないよ
毎日、下駄箱から
見てたそいつ等を
壁の側で見付けて
腹立たしかったから
たまたま側にあった
ナイフで
優しく救急車に乗せてやっただけさ
薄汚い社会が
この空を確実に
ツマらなくしてる
それが
震えるほど
感じられた時
アタシは
どうしようもなく
悔しくて、
泥色した
落書きだらけの壁を
足の折れそうな程蹴ったんだ
ユウシ鉄線を
噛みきって
兄ちゃんは
礼儀正しく
迎えに来てはくれたけど
まがり角まで一言も
話さなかったね
『ほどほどにしとけよ。』
そんなけ言って
街角で別れた
夜はこれからさ。
今から一体どこへ行けって言うんだ
アホ兄貴
死んじまえ
くたばっちまえ
お前等全員
目ざわりなんだよ
死んじまえ
全部消えちまえ
アタシなんて
いらないんだからさ