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アイカの部屋


[207] 明日きっとたぶん
詩人:アイカ [投票][編集]

気がつけば
どしゃ降りの闇中
ポツポツと
歩いて居ました

地球の床は
思ったより
だいぶ冷たくて

きっと
天井から
落ちる雫は
サミシガリ屋の
涙なので?

光は
まつげに降った
水滴で
何十にも
光輝いて

私の存在まで
消してくれそうで
もしそうだとすれば
まったく安心だね


嗚呼
明日きっと
死んでいたら

嗚呼
明日きっと
死んでいたら

誰かが泣いて
くれるのかしら

嗚呼
明日たぶん
消えていたら

嗚呼
明日たぶん
消えていたら

誰かが探して
くれるのかしら

最高の幸せ
最高の夢
お皿に盛ってよ

残さず食べるから

誰か
帰り道をこっそり
教えて

もうこっから
出して
欲しいんだ

誰か
ひっそり抱きしめて

もう一人で
泣くのは
嫌なんだ

2004/04/11 (Sun)

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