詩人:アイカ | [投票][編集] |
その手になら
殺されたって
構わないと思った
それは昨日
言おうとして
やめたこと
儚げな妄想で
その心を近くに
座らせたつもりで
ですから
ですから
私の勘違い
笑わないから
笑わないでよ
ですから
ですから
繋がりたくて
仕方なかったんだもの
仕方のない
寂しがり屋は
その音に
まくし立てられ
すみやかに
内側へ帰れと
おっしゃって?
優しくて
喉の奥が詰まる
吐き出したくて
地団太を踏む
歪んだ愛へ
変わる前に…
歪んだ愛へ
変わる前に…
嫌われたら
きっともう
生きていけないから
その前に
その手で
殺してよ
それだって
本当に構わない
嘘じゃない
触れたくて
届かなくて
壊れてしまいそう