辛いのです辛いのです他人に迷惑をかけず生き行くのは困難で、途方もない空虚感を体で受けながら目線、遠くをなぞりさらば君よ。と…………精一杯差し出した手のひらに落ちる雪を数えて居ましたさらば君よ。と………違う道を選んだ背中をいつまでも見ていました。このまま夜になるのならばそれでいいのです。その背中残像が消えるまで………この手のひら君の温度消えるまで………。
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