ホーム > 詩人の部屋 > アイカの部屋 > 葬式

アイカの部屋


[5] 葬式
詩人:アイカ [投票][編集]

こんなに
みすぼらしい私の指………

貴方は愛していると泣いてくれた。
狂いすぎて求めただけよ
今はもう貴方など必要じゃないから。

華で飾られた祭壇……いっそ蹴りあげて
逃げ帰ってしまいたいわ……

こんなに汚らしい私の瞳………。
貴方は愛していると笑ってくれた。
一瞬の暖かさ欲しただけよ。

今はもう貴方など……
要らない
要らないのよ……
近さを求めたってあの日のまま

死んでしまったなら
「もう死んでしまった」と言って欲しかったわ。

2003/09/13 (Sat)

前頁] [アイカの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -