詩人:タカG | [投票][編集] |
この小さな手に
強くにぎった‥あの日‥
いま空高く
両手をかかげて
‥待っている‥
すごく待っている‥
雨雲さん。
わたしの顔‥。
早く拭ってよ‥。
泣き崩れるまえに
この小さな手は
覚えてる。
強くて‥
優しい手を‥
‥あなたは
あの日の小さな手‥
覚えてるかな‥?
タカG
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オイルのしみついた作業服‥
両手がいたい‥
冬の北風‥
遠く小さく見えるあの子は
まぼろしか‥
‥冬の天使‥
今日もキレイだ‥
ストーブぽかぽか事務室
あの子は‥
コーヒーと書類‥
オイラは‥
ゴーグルと工具‥
体の感覚‥時間の感覚‥
寒くて忘れた
一体いま何時だ?
熱いお風呂‥
帰りたい‥
タカG
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工場からみえる窓は
とにかく自由を感じさせる
鼻先まですすに汚れて
この手につかみたいものは
‥自由 ‥お金
この埃だらけの工場に
隠れた自由を見つけだしたい
タカG
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華やかな街並みを
ふらふら歩くよ。
ふられ男
酔っぱらい‥。
呑みたきゃ、呑め呑め!
ハナタレ坊主‥。
泣きたきゃ、泣け泣け!
‥酔いつぶれて寝てしまえ。
‥だけどきっといつか‥
その寝顔に惚れる女がいるさ。
キミのすべてに惚れる女がいるさ。
だから今夜は泣きつかれたら
ゆっくりおやすみ。
タカG
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強く息を吸ってごまかせど
止まらぬ鼓動
白い妖精。冬を演出
震える心‥
いざゆかん。
‥愛してる‥
‥‥っ!
言葉がでない‥。
にじむ景色と空の色
変わらぬ距離に
頬にキラリ‥
タカG
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ちっぽけなぼくが叫びます!
草原に寝ころべば
太陽は眩しく‥
目を閉じれば
強く風を感じる。
ぼくらはこの地球の子
広い宇宙をどこへ行くのか‥?
手の届かないところに
なにがあるのか?
この両手をいっぱいに拡げれば
きっと、君にはつながる!
タカG 渾身の一撃!より