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哀華の部屋  〜 投稿順表示 〜


[107] 稚拙な
詩人:哀華 [投票][編集]

アンタ相当
女々しいな。

慰め言葉ではなく
蔑みかけた温度で
吐きかけるよ

空はこんなに
紫で
君は自分で言うほど
そんなには
染まってもなくて

腐った愛だ
そんなもん

稚拙なんだよ
何もかもが

汚れちゃった。って
泣くのやめて
笑わせないでよ

2004/12/15 (Wed)

[108] 未熟
詩人:哀華 [投票][編集]

今はまだ未熟
という言葉に
甘えています

遠く教えてくれた
貴方に夢を求め
果てなく続く道を

さあ
触れ合って
今歩いていこう

一人、強く
生きることは
楽なんかじゃないこと
知ってるから

気づかないうちに
昔が重荷すぎて
君が疲れた拍子

空気を逃がして
しまわないうちに
私が掴むから

私が言った通り
安心は
妥協なのか

それは違うかもね

少しは
甘えたって
いいだろうか

少しは
泣いたって
いいだろうか

今まで知らずに
何をしてきて

知らずに言葉で
何人殺したか

私は背負わなければ
なりません

罪を認めなければ
なりません

未熟という言葉に
いつまでも
甘えていては
ならんのです

2004/12/16 (Thu)

[109] 誰も何も
詩人:哀華 [投票][編集]

切れてしまった
弦を
張り直すみたいに
やり直せる
そう信じていて

怒りにまかせて
走り出したは
いいけど

私の腕を
誰も掴んでは

くれなくて

どっかで
期待してた夜
後ろから
足音が聞こえて

左手を掴まれて
何やってんだ
アンタは


そう言葉足りなでも
言って欲しかったんだ


私の大きな
変化にさえ
誰も気づかなかった夜

私の後ろには
誰も何も
なかった夜

愛が欲しかった
温度が欲しかった


たまらなかった

さっき悲しすぎて
消えそうだったんだ

悲しすぎて
本当に
消えそうだったんだ

2004/12/16 (Thu)

[110] しゃんぐり
詩人:哀華 [投票][編集]

握り潰して
頑として
開かなかった
右手の力も
今はなし

ほっとかれて
わかった事
兄貴はあの子の
専属癒し人

ほっとかれて
分かったこと
心配させたがりの
甘えたがり

人肌を
恋しがるくせに
要らないものは
要らないと
あまのじゃく

可愛い性格してますよ
私の性格
親譲りですから

残念。

2004/12/20 (Mon)

[111] 一人遊び
詩人:哀華 [投票][編集]

伝えてしまったら
きっともう終わるね
えぐり取った陰を
いつまでも体に
縛り付けて

忘れないよ

なんて
呟いてみる
そこに居たのは
両足を
動かそうとしない私

一人遊び
いつまでも影踏み

一人遊び
どこまでも影踏み

不安定な情緒で
君は苦笑いで
気にしないと
言い張るんだろう

壊れるくらいなら
最初から
築きたくはないんだ
君を傷つけたこと
一生背負えるほど
私は強くないから


私を許して
もう許してよ
お願い遊びしてんだ

いつまでも

2004/12/24 (Fri)

[112] 涙声
詩人:哀華 [投票][編集]

あからさまに泣いた
私の
一番欲しい言葉を
貴方はいつも
あさっての方向に
向けて
笑うのね

いったい全体
どうしたら
幸せに
たどり着くのか
貴方はその答えを
教えてはくれず

涙声
散々な音階で
歌いだしても
届くはずもない

確かめたいのなら
歩み寄るべきだ
なんて
そのやり方が
分からないときは
苦痛に耐えつつ
思考回路を
巡らせるしか
ないのですか

気持ちの置き場
放置された体
この中に残る
空洞は何だ

夢見た頭
信ずる事を求めた心
その淵にある
歪んだ思いは何だ

もう嫌だ
もう嫌だ

どこにも行かないで
寂しいよ

2004/12/26 (Sun)

[113] 世界の隅っこの方で
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渦巻く濁流の中で
最後君は
何を見たのか

苦しんだ後の
その後は
誰が口を開けて
笑っていたのか

誰が何の基準で
死という物を
動かしているのか

そこには
何が口を開けて
待っているのか

一週間前に見た
映画で悪そうに笑う
少年の言葉が
こびり付いて
離れない

生きることは
幻想で
いかなる時も
一瞬の思想で
変わってしまうもの

全て消してしまえば
楽に生きていけるんだ

あの時君は
恐ろしい情景の中で
本当に生きたいと
思ったんだろうか

生きていても
死んでいても

特に変わりは
ないんだよって
そんな悲しいこと
あの少年みたいな顔で
言わないで
欲しかった

あの時私達は
確かに生きて
いたんだよ

真っ暗な
生ぬるい
世界の本当に
隅っこの方で

真っ暗で
悲しい
世界の本当に
隅っこの方でさ

2005/01/03 (Mon)

[114] 薬物中毒患者少女A
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今にも崩れ落ちる
道の真ん中で
誰彼かまわず
汚い言葉で
罵っていた

崩れた地面
その真下
暗い地の底に
叩きつけられて
惨めに
死ぬくらいならば

通りすがりの奴に
殴られて
判別不能な顔で
事切れて
しまいたかったんだ

鉄の味
染み着いた
口の中

カミソリの味
人知れず泣いた夜

急に喉が締まって
最高潮に
キマッてた
夜のこと

青白い光の中で
赤ん坊が天井を
這い回ってた

狂ってる
回ってる

激しい動悸と

狂ってる
叫んでる

言葉にならない音で

呼んでいたんだよ
君をずっと

きっと届くはずさ
ここから飛び降りて
それでも生きてたら
車道に飛び出して

それでも
生きてたら
半身不随で

練炭自殺でも
しようか…なんて

2005/01/03 (Mon)

[115] 再建punk国家
詩人:哀華 [投票][編集]

第一印象が
肝心ですから?

逆立った髪の毛
はだけたダメージ
シャツに
ネクタイなど
飾り程度に
締めあげて

赤い口紅など
刺してみるのです

そうすれば
まるで私は
勘違いな
punk rocker
完璧の微笑で
物憂げな視線

首を振って
狂ってるフリさ

音を立てて
崩れたのは
アイデンティティ
なんて
もんじゃないから

どこに居たって
かわりゃしないって

ここで
愛を叫んでるだけ

最近流行った
世界の真ん中なんて
私には
デカすぎて
お話にならんよ

こんな小さな
箱だって
一瞬所有者になれる
悔しかったら
踊ってダイブしてみろよ

完全なる支配と
完全なる権限なんて

私には
詰まらなさすぎて
お話にならんよ

日々変わりゆくもの
規則なんかに
足蹴りを一発
お見舞いするわ

スタンドマイクは
放り投げて

地団太を踏んで
理不尽な世界を
鼻で笑って
バカにしてやるから

一体アンタは
こんな腐った世界の
何見てそんなに
喜んでんだよ

2005/01/03 (Mon)

[116] 私的愛についての駄文
詩人:哀華 [投票][編集]

愛の形は
人の数だけ
あると聞きます

小さきもの
歪んだもの
悲しいもの

きっと
どんな形であろうと

想い焦がれる事で
理解の果てに
愛し合えるのだと
思います

理想論と言われれば
きっとそれまで
なのでしょうが

愛し合う者達に
資格は要らないと
聞きます
素晴らしい
事なのでしょうね

経験は語るに
必須ですが
見つけられずに
悲しい思いをしている

女がここにまた一人

愛とは本来
形無き物ですが

不確かであるから
形が欲しくて
不鮮明であるから
名前が欲しくなるのだと

そう
思うのです

そう
思うのです

だったらば
降ることを
望むばかりでなく
掴み取らねば
という意気込みで

半笑いの日常を
送りたいと感じます

乱筆ぼやけた
視界の中より

2005/01/03 (Mon)
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