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哀華の部屋  〜 投稿順表示 〜


[181] 薄青い雲
詩人:哀華 [投票][編集]

喉が酷く痛んで

なにかしら
つかえて

吐き出すことも
ためらわれて

私は目に
涙をためながら
薄青い雲を見上げ

出来るだけ普通に
笑ったふりをするのです

全て
上手くいく
全て
上手くいく

乗り込んだ
遅めの電車の中
空調が寒すぎた
そんな理由で

少し泣いた


電車を降りたなら

出来るだけふつうに
笑わなければ
何もなかったように
笑わなければ

上手くいく
大丈夫さ
そのうち全て

元に戻る

2005/05/23 (Mon)

[182] 無愛想な紙
詩人:哀華 [投票][編集]

白い紙が
チラチラと見えた
重なりあって
無愛想で

振り向きは
しなかったけれど

なんだか
しょうもない。

そんな感じで
座り込んでいた
橙の長椅子

裂いた肉の様で
あしらった目の様で

たまらない
吐き気と
戻らない気持ちと
散々な話し合いで

もう興味がないよ

まったくだね

だって
そっくりそのまま
あの頃の私だもの

あの傷まるけの
腕なんて
瓜二つだしさ

私はこれから
どうしようかとか
あれがどうとか
それがああとか

もう彼女に聞くのは
よそう

重いんだ

きっと私の
存在さえも

ごめんね
気づかないフリ

ごめんね
ごめんね

2005/05/26 (Thu)

[183] 可哀想な物書きの話
詩人:哀華 [投票][編集]

当たり前のことを
当たり前に詩にして
長々とした文ではなく
読み手が飽きない

そんな詩を書き続ける

そう書いていた
輩が居ました

一番最初に
読み手を気にするのが
そもそもの間違いで

書くという行為に
評価だけを求めたら
それは詩でも
文章でさえも
芸術でも
なくなってしまうさ

それを無理矢理
言葉にしたら

媚びる。
やたらと自慢気に

そんな感じ

見苦しいのよ

認められたいなら
認めなさい
自分以外を

1位になりたい
それも結構
1位なんて
元々ありませんがね

それで何か自分が
劇的に変わるとでも
お言いですか

幼稚園に
お帰りなさい

可哀想で
涙がでるよ
アンタ

2005/05/27 (Fri)

[184] 意見と言うか経緯と言うか
詩人:哀華 [投票][編集]

綴る事を
続けることで

自らの中身を
少しずつ
見つめて
ゆきました

それは
聞いて欲しかった
ではなく
自分自身に
言ってしまいたかった

そして
言ってしまったことを
後悔せぬよう
反復の惑いで
消せぬよう
規制的な空間に
刻んでいるだけさ

私にとったら
特別な物
他人に取れば
そんな程度の事

向上心がなければ
書くな
そう聞こえてしまって
切なくなる今

私が言ったのは
書くことになってしまった

説明やら
現状やら
なんやら

決意やら
宣言やら
そんな大そうな
もんじゃないのさ

いいかい
お姉さん
エンターテイメントなんて
望んじゃいないんだ

はじめからね

自己満足であり
自己確認であり
自己制裁

私にとったら

そんな感じ

伝わらずとも

2005/05/27 (Fri)

[185] 誓いの歌
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誓いの歌

伏し目がち
体のすぐ斜め横
醜く歪んだ花

螺旋の夢の中
死んでは生きる
繰り返しの笑い方

勿論すでに
呼吸などは
途切れ、途切れに
漂うだけで

そこで叫ぶ前に
すぐさま
未来を握りしめ
口の前で
潰しかかった頃

妙に
塩辛い手に気づいた

なんだか無性に
寂しくなって
足を折り曲げ
ひたすらに泣いて

滲む朱色を
体中で憎んだ夜

誓いの歌

辞めてしまおう
これが最後だ
捨ててしまおう
これが結果だ

決めてやろう
私はもはや
私ではないんだと

誓いの歌

もう死にたいなんて
言いません

たぶん本当さ

言わなくても
勝手に滲むから

2005/05/30 (Mon)

[186] 思いとか現実とか
詩人:哀華 [投票][編集]

頭上雲流れ
呼ぶ
決められたことなど
何もないさ

夢馳せて
この思いは色褪せて

呼ぶ
世界中を待っていると

踏み出すのは
この一歩
貴方がいつか言った
その場所に行こうか

右側に突っ立って
動かない
自制心なんかと一緒に

信じている
その一言で
片づけられない現実とか

やるだけやるさ
その一言で
片づけられない気持ちとか

何か始めるべきだ
焦っている確かに

あの人の言ったことは
正論だもの

私の言ってることは
悪あがき以外の
何物でもないもの

歩き出す
ここからだ

きっと

2005/06/02 (Thu)

[187] 最近のちょっとした変化
詩人:哀華 [投票][編集]

最近どうも

涙で喉が詰まる

引っかかって
取れないのは
きっと
極度の
人間不信だったりとか
するのかも

悲しいけれど
やっぱり何も
変わらないのかも
私ってば

どうしようもない
どうしようもない

もう嫌だ
こんな駄文しか
書けないなんて

信じられるか
大人なんて

明日は独り
たぶんあさってもね

だって
自分で自分が
分からないんだもの

最悪だよ

2005/06/05 (Sun)

[188] 無感覚のその上
詩人:哀華 [投票][編集]

虚ろになる目
日増しに
壊れていく頭

考えるのは
もう嫌なんだ
苦しくてさ

歩くのも
もう嫌なんだ
悲しくてさ

繰り返し
またやって来たな
消えたい症候群

なんでもいいよ
どうせ何も
変わらないならさ


望んでるのは
無感覚のその上さ

何処にいるんだ
私は

そこに残るのは
焼け焦げた黒い影

誰なんだ
そこに居たのは

2005/06/05 (Sun)

[189] 必要、不必要
詩人:哀華 [投票][編集]

欲しい物と
要らない物を

数えてみたらば
全部が全部
要らなかった
究極の笑い話


空気も要らなければ
気持ちも要らない

貴方も必要ないし
あの子も
彼女も
私だって
もう要らないよ

愛があって
お金があって
仲間が居て
居場所があって

少し前に
憧れていた物には
それ程もう
関心を抱かないし

無関心と無感情
虚ろな目と
それに映る
青白い蛍光灯

側には煙草
ギター
鳴らすわけでも
ないけれど

もういいか
なんでも

もういいか
散々だ

2005/06/08 (Wed)

[190] 居場所など
詩人:哀華 [投票][編集]

居場所など
もう望むなと
頭の中で反復してる
言うなれば
不安だらけ

少しばかりの
支えとなるものさえ
今は頭に浮かびません

手は震え
涙こぼれ

どうしたら
楽になれるか

そればかり
考えています

そこに何が
あろうとも
逃げない。と
言い切れる
自信など

今は持ち合わせて
居ないのです

あきらめてしまったら
何もかもそこで
終わります

その言葉を
言われてしまったなら
今日きっと
私は終わるのです

今まで辿ってきた
道筋さえ
ぼやけてしまって

存在さえ
無意味な物へ
変わるでしょう

居場所など
もう望むなと
反響する。

狂った頭の中で

もう誰も
助けてなど
くれないんだ

2005/06/09 (Thu)
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