詩人:哀華 | [投票][編集] |
あの日あの瞬間に
私など
一人きりで
死んだら
良かったのにね
産まれた日に
悲しくて
泣いたけれど
今は本当は何が
悲しいのか
よく分からないんだ
翼もきっと
生えなかったし
羽ばたくのも
不可能と
分かっていたりして
ただね
小さな
小さな幸せが
そこにあって
永久不変だとしたなら
私は
何も見えなくなることも
無かったのにね
悲しいね
風に解けた
夢のような声
大嫌いだよ
その声は
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叶えるために
死んでいくの
そりゃ
幼い頃に
戻りたくもなるさ
何のための
痛みなのか
それに惑わされていて
いつしか
引き返せない道に
立たされていたり
叶えるために
死んでいくの
私が描いた
宇宙の真ん中でさ
色褪せた想像力
私は、私は、私は…
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連鎖
衝動的に
吐いた言葉の裏には
その顔へ
歪みを届けるほどで
曖昧に乗せては
噛んでいた
臍の下が
抉れちゃった。って
それはまったく
上昇な気分さ
レインドマーク
君はそこに
相づちを打ちつけて
レインドマーク
私はそこで
端くれの夢を見た
不名誉な肩書きに
胃のあたりが
煮えくり返る
私は
いったい
何者だろう
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口の中へ
残したもの
最後への
如何にも綺麗ごと
そんな言葉
私になにを
求めているのかなんて
今更ながらに
分かりきっている
そんな程度の
感情
どうせよと
おっしゃるのですか
死ねばよいと
仰せですか
私になにを
望みますか
死ねばよいと
仰せですか
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いつしか体は
継ぎ接ぎになって
派手に転んでも
また必死で
立ち上がって
もがいていて
底の底からも
駆け上がって
息を切らしながら
見渡したとしても
誰も
抱きしめては
くれなくて
諦めては
求めすぎて
いつしか
誰にも侵されぬ
領域を作り出し
私は強いからと
そう肩を怒らせ
不適な笑みを
浮かべながら
人を蹴落として
いく事を覚えた
最低な人格者
それが自分で
あるが故に
苦しすぎて
疲れてしまったんだ
来週の今頃には
きっと
何もないさ
来週の今頃には
きっと半開きな目で
微笑んで居るさ
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流れて
流れて
ついには干からびて
私など
形も無くなって
しまうんだろう
泣きながらの
訴えも
きっと今更
意味などないんだ
公園なんかで
泣いた夜
私はこのまま流れて
キラキラした物に
なるから
君はそれを
空なんかへ
投げてくれるかい?
言えない約束
君に伝えたかった
言葉だらけ
体が流れたその後は
私を
空なんかへ
投げてくれるかい?
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あれもそれも
まったく
トカゲ色
夢みたいな
現実の中で
生きていて良かったと
嘘でも
本当でもない言葉で
誤魔化していた
私は
きっと
卑怯者だよ
きっと
この頭ん中は
明日になりゃ
斑模様の
ダルメシアン色
大層な
ごビョーキなのさ
抱き上げてくれるのを
待ってるさ
いつまでも
慰めてくれるのも
待ってるさ
いつまでも
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気がつけば
なんだか異常に
不愉快な汗で
無意識に四日前の
自問自答を
繰り返していて
生きていても
いい時間を
数えていた
額のあたりに
金槌を打たれた
鈍痛を覚えてる
体はまるで
ゴムのようで
泣きやまない肌を
右手で何度も
拭っていた
愛しているとか
いないとか
一日に何度も
死にたくなるだとか
実際私には
関係のない話
心底疲れていた
今ここから
空に飛ぶ準備
致死量を調べて
汚い部屋の中で
消えてしまおう
誰も
気づかないさ
彼女は
暑さに腐臭を放つ
体を見つけた時
よかったねと
笑うだろう
心底嬉しそうに
心底楽しそうに
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吐き気
嗚咽
錯乱
こないだも言ったけど
今更
助けてなんて
格好悪くて
言えないんだよ
さながら
夢に似た幼稚な
私の考えの
その奥を
見透かして
笑う君は
とても普通の
人間には
思えなかった
かなりの無理を
強いられて
生きているんだと
言うことも
振り返ったら
汚らしい記憶ばかりだと
言うことも
依存される事の苦痛さえも
君は分かって
くれているのだろう
坊やの様な
あの人の事も
守らねばと
必死に立ち回る
道化の様な
おどけた声で
中身と現実と幻想
なんかの隙間は
みるみる
広がって
守らなければ
私を
近頃はと言えば
なんど叩いても
開かなかったドアを
今更ながらに
脱力しながら
睨んでる
そんな日々
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行かないでと
泣きつかれて
嬢は情に
負けそうでやんす
偽りの情
私の現状ってば
キープちゃんの最後
どっか行かないでね
側に居るんだよ
囁く君の声は
私の大脳を刺激して
確かめたくないのに
もっと
苦しんでよ
君の
生きていく意味を
知りたいから
なんて
嘘つけよ
5ヶ月前の
あの風
暖かくて
包まれて
貴方は
私にとったらば
ブランケット並
かもしれないよ
それでも
いいんだね
死にたいならさ
もう勝手に死んでよ
アンタの自由
助けて
欲しくもないなら
私はもう
止めないから