所詮ここからここまでだ次第に視界は狭まってはっきり言ってしまえばどん底な気分でここへ存在するもの全て最後は移ろい消え去るものいつしか夜の端に予定より早めにとけ込んでしまえたらどんなにか楽になれるだろうか私はここへ何をしに落とされたのかと本気で何度も問うていたはにかんだ雨私はその中に黄色の傘を閉じ感じていた黒い空の大声本気で鳴く音を
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