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哀華の部屋


[154] 足掻いたとて花びらは
詩人:哀華 [投票][得票][編集]

宛もなく
かざす手には
やり切れない空

体無くし
思うのは
去り逝く事への
嫌悪だけ

消えるのなら
近づかない方が
自身の為で

散り逝く花びら
言葉と同じ

儚すぎて
切なすぎて
上手に泣くことさえ
できないんだ

散り逝く花びら
涙と同じ

その色も
その光も

どう足掻いたとて
滲んでしまうから

どう足掻いたとて

最後は
消えて
しまうのだから

2005/04/09 (Sat)

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