宛もなくかざす手にはやり切れない空体無くし思うのは去り逝く事への嫌悪だけ消えるのなら近づかない方が自身の為で散り逝く花びら言葉と同じ儚すぎて切なすぎて上手に泣くことさえできないんだ散り逝く花びら涙と同じその色もその光もどう足掻いたとて滲んでしまうからどう足掻いたとて最後は消えてしまうのだから
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