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哀華の部屋


[18] ぶきっちょな口
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こんなにも大切
存在的な物が
こんなにも必要
その後ろの景色が

この手は明日
誰を触るの
この目は明日
何に頷くの

ラッキーだった。
変な台詞

今更オカシい
この頭の中に
気づくなんて

私も相当おバカさん
ねえ
笑ってみて
こんなにも憎い
ねえ
笑ってみて
こんなにも愛しい

最後笑えたらいい
そんな理想論掲げて
偉そうに語ったけど
やっぱり私に
できそうもない

陳腐な愛の歌
歌うアンタは
素敵すぎて

あの
死ぬほど綺麗な
夕日みたく
どう間違っても
アタシに似合わない

言えない
言わない
言わせない

そんなのが
ルールなら
初めから私なんて
必要ないじゃない

どうか分かって
ぶきっちょな口

この場所の
こんな独り言でしか
呟けないんだ


アンタが必要
側にいてよ
愛してる

2004/06/06 (Sun)

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