白い紙が
チラチラと見えた
重なりあって
無愛想で
振り向きは
しなかったけれど
なんだか
しょうもない。
そんな感じで
座り込んでいた
橙の長椅子
裂いた肉の様で
あしらった目の様で
たまらない
吐き気と
戻らない気持ちと
散々な話し合いで
もう興味がないよ
まったくだね
だって
そっくりそのまま
あの頃の私だもの
あの傷まるけの
腕なんて
瓜二つだしさ
私はこれから
どうしようかとか
あれがどうとか
それがああとか
もう彼女に聞くのは
よそう
重いんだ
きっと私の
存在さえも
ごめんね
気づかないフリ
ごめんね
ごめんね
2005/05/26 (Thu)