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哀華の部屋


[56] あぁ疲れた。また一つ
詩人:哀華 [投票][編集]

降り出した
雨がやんで
イラだった頭を
レンチで殴った

ベットに沈む左手

「あぁ疲れた」
また一つ。

見失った物も
分からずに
そこで涙をためて

時計の先を睨んでた
今日もまた
終わること

知っているよ
最初から
私には

何もないから
何もないから

「あぁ寂しい」
また二つ。

よかったね
その口で息ができて

肺が腐る前に
走り出さなきゃ
朝が来る前に
呼吸困難で
死ぬだろう

2004/08/02 (Mon)

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