まったくどうして
疲れちまったのさ
今日だって
から回る時間の
内側、その奥で
背中を丸めた猫が
寂しそうに鳴いてた
それは
明るく冷たい
朝の事さ
私ってば
一人で生きて
ゆけないもんだから
自分をいつのまにか
殺したんだわ
なんだか
思い返して
いたのさ
それは
明るく冷たい
朝の事さ
嗚呼人知れず
この靄の中
空気と同じ軽さに
消えちゃいたいくらいだわ
誰が気づくかしら?
きっと
誰も気づかないさ
愛してくれるかしら?
たぶん
誰も愛さないさ
どうせ
どうせ
私の事など
もうどうでも
よいのでしょう?
2004/08/19 (Thu)