詩人:鱗子 | [投票][編集] |
貝はきおく。する。
海の音。
君は純で、私は濁
程よい愛しさがあったとして
そこに川があれば魚の様に笑って泳いでいく。
貝はきおく。する
君の音
それを、てを重ねて守るように
君の私の涙を波音に溶かして
消息を気遣う。
貝はあたまが愛しくて仕方がなくなる。
君の、暗い深海の声を
忘れず、きおくする。
詩人:鱗子 | [投票][編集] |
きおくのダイアリーはこんこんと、
君はハイテクスニーカーを履いていて
アメリカの太い白いT-shirtで
ナイキゴーゴーアスマイル。
革命的な光で、ベースカラーを超える。
大きなシュシュのポニーテールで
真っ赤なルージュを厚く塗って
アディダスを履く。
胸元に菊のタトゥーをして
小花柄のシルクのシャツに包まれて
詩人:鱗子 | [投票][編集] |
私は君にやっぱり好かれたことも断られたこともないから、愛もまた存在しない。愛していた。
届かぬ所まで来れたのは私でしか無いんだ。
誰のいない旅路へ。待っていてくれてありがとう。