詩人:BattlE HearT | [投票][編集] |
ねぇ…
あの時
不意に笑ったのは
何故?
ねぇ…
あの時
笑顔の裏に隠れた
その悲しい瞳に
何を映したの?
ねぇ…
あの時
『なんか…独りだな…』
って
泣きそうな表情を
浮かべたのに
それでも
笑えたのは
何故?
ねぇ…
強いと思ってた
その心は
もしかして
凍り付いて
感覚を失っただけ?
ねぇ…
独りで流す涙は
誰にも気付かれる事もなく
夜に消えていくんだよ
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人間に
吐き気がする
吐き出す場所は
皮肉にも
人間の肉体だった
壊れた精神は
罪を重ねて
今まで以上に
息苦しい世界を
造り出す
存在が薄れる
気がした
いっそ
このまま
消えてしまえば
いいのに…
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お前は元気にしてるか?
そっちであの頃みたいに
駆け回ってるかな
俺、何とか生きてるよ
どうしようもなく
死にたくなる時もあるけどな
なぁ
俺がそっちに行ったら
またあの桜
見に行こう
お前が好きだった
あの道を
また一緒に歩きたいんだ
いいだろ?
それまで
見守っててくれよ
お前が救ってくれた
この命の行方
お前にだけは
全てを見せるからさ
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出会って
失って
探して
また出会って
また失って
また探して…
繰り返す
何度も
きっと失ったこれからも
少しずつなのか
いきなりなのか
飲み過ぎたハルシオン
自分の中で
確実に何かが狂ってる…
=
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もし誰か大切な人が死んでも
泣けるのかな
忘れた涙
感情のカケラもない
生きてる気がしない
リスカと同じ様に
痛みを感じる事だけが
今は生きてる証…
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新しく開けた四つの穴
生きてる証として
その痛みを味わう
あと一月もすれば
傷は癒えるだろう
でも
そこには穴が完成する
この心と同じように
痛みは感じないだろう
例えば心が耳ならば
ピアスで埋められる
でも
そんなはずはあるわけない
この心の穴は
万物をも擦り抜ける
巨大な穴
昔の人は善く言ったものだ
『心に穴が開く』
今の自分には
その表現が似合い過ぎて
虚しいよ…
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自分の体を傷付けて
その痛みを
ゆっくりと
味わう。
別に死にたい訳じゃない
そんな想い。
でも気付いたんだ
自分を傷付ける事で
存在する価値もないと
そう想う弱い自分と
戦ってたんだって。