詩人:BattlE HearT | [投票][編集] |
追いかければ追いかけるほど
遠ざかって行く気がするのは
目指すところが漠然としてるんじゃなく
はっきりと見えてくるからだろうか
本気で伝えようとすればするほど
伝わらなくて傷が増えていくのは
痛みに強くなる為だろうか
気付かせる事が出来ない自分が
こんなにもが無力だと思うのは
気付かせる力を養う為だろうか
始まる時の熱情
感じ始めた焦燥
貫き通す信念
声がかれるほどの叫び
苛立ちを隠せない屈辱
その場凌ぎの快感
忘れた人の温もり
言葉にならない感情
日ごとに増える傷の痛み
抱え込む不安
眠らない夜の風の行方
霞んで見えない未来 希望 夢
きっとボロボロなんだ
そんな自分が
全部脱ぎ捨てた時に
何が残るだろうか
それが例え傷跡だったとしても
それさえ誇れる自分で在りたい。
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笑顔を咲かせた希望の朝
悲しみを消せない絶望の夜
どんな時でも
心の空には君がいてくれたから
もしも君が雨を降らせるならば
一つヒトツ拾って
笑顔に変えてみせるよ
ほら、俺の太陽
輝く時が来たよ
俯いてないで
その笑顔で
未来への道を照らしてくれないか
俺は君で輝く星になる。
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一つひとつ忘れてゆく
一つひとつ離れてゆく
心とはそんなに強くなくて
忘れることで
離れることで
生きてゆける
それはとても寂しい事のように思えた
愛を語らないのは
この世に永遠など存在しないと
解っていたから
ねぇ
君の瞳に俺は
どんな風に映ってる?
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君に逢えない日を
何と例えようか
まるで身体のど真ん中に
穴が空いた様に
力が入らない
ずっと暗闇だと思ってた心に
一筋だけ差し込んだ光だった
この世界の孤独を埋めるのは
ただ一人
君だけだった
逢いたい。
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君に逢える時を指折り数えて
切なさ薫る虫の音響く夜
せめて心だけでも繋がっていたくて
満天の星を滲ませた
無限に繋がる時の中で
君に触れられなければ
この身体なんて
何の意味もない。
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始まりを告げる秋の音
熱を帯びた想い出にも負けないリアリティ
あの日に舞い降りた光の眩しさに
細めた瞼が捕えた指先に反応する身体
今でもまだ
当たり障りのない言葉を並べるだけじゃ動かない
鉛を引き連れてここまで歩いてきた
繰り返すだけの様に見えていた螺旋を
その強さでまた未来へと進む
切り取った空間を定められた方程式で紐解く様に
いつかは答えが見えるだろう
いつだってそうだ
時は無情にも流れゆく
その流れの中で
『ありがとう』のリズムが教えてくれた奇跡は
顔を上げてみればこんなにも自然に辺りに溢れていた
やっと今になって気付く事
本当の愛の意味は
知るよりずっと前から感じていたんだ
愛は『語る』より『奏でる』方がよっぽど美しい。
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その綺麗な顔を
痛みで歪めたくなる
真っ白な肌を
粉々にしたくなる
時々そんな風に思う俺に
お前は『愛しい』と寄り添った
誰にも渡さない
何処にも逃がさない
俺以外の人間に
殺させない
お前は俺のモノだ。
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君が嬉しい時
自分の事の様に喜んだ
君が怒ってる時
馬鹿な事を言って笑わせた
君が哀しい時
おどけてみせた
君が楽しい時
一緒に笑った
全てに繋がる
理由はただ一つ
『君が笑うから』
愛なんて
難しく考えないで
それくらいが心地良い。
君が笑うと優しくなれるんだ。
愛してる。
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あれから数え切れない歳月が身体をすり抜けた
瞳に映る景色が新しい季節を教えた
眠るように忘れて行けたなら
もう少し強くなれたかな
傷付くだけ傷付いても
目に見えなければ
無傷と変わらないね
言葉も感情も今は全てが刃のように
心を切り刻むんだ
ねぇ
君は
この痛みを
知ってる?
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ふと自分が誰なのか解らなくて
一人立ち止まる夕暮れ
目の前に広がる景色が
全て止まって見えた
俺は誰かに愛されているだろうか
誰かを愛せているだろうか
想いは今でも溢れているのに
季節はこんなにも綺麗に流れてゆく
手を伸ばせば届く距離にあるはずの希望
どれだけ追い掛けただろうか
一つひとつ傷付く中で
一つひとつ失って来た
一つひとつ生まれゆくのに
一つひとつ消えてしまう
もしも
絶え間なく湧き上がる水の様に
誰かを愛する事が出来たなら
この心は満たされるだろうか
あの日誓った言葉が
今も胸に刻まれたまま
色褪せる事はなくて
突き刺さる棘の様で
疼く痛みが増してゆく
吹き上がる冷たい風が
伏せた瞳を上げてくれるから
もう一度歩こうか
自分が誰なのかを知る為に
忘れた愛し方の全てを取り戻すまで。