詩人:BattlE HearT | [投票][得票][編集] |
また一人ぼっちだよ。
世界には
こんなに人がいるのにね。
君もかい?
見上げた月に
話かけた。
梅雨の
生暖かい風が
やけに
冷たく感じる。
これが運命ならば
期待なんかさせずに
そう言って欲しかった。
本当は寂しくて
いつも
星を掴むように
手を伸ばしてた。
わかってた。
届かないって。
それでも
掴んだ気がした
暖かい手は
煙のように消えた。
君も
僕を
一人ぼっちにするんだね。
空に浮いた
分厚い雲を見上げて
諦めたように
笑った。
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