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BattlE HearTの部屋


[296] 何者でもない
詩人:BattlE HearT [投票][編集]

こんなちっぽけな世界に

何者でもない自分がいた。

躓いて 傷ついて

人知れず涙流した。

夢の扉を見上げて

手を伸ばした あの頃

いつしか力尽きて

垂れ下がる

無力でからっぽの掌を

見ていた。

笑う事も忘れ

ただ過ぎる時間に

背を向けた。

必死に掴んだ未来の地図は

砂になり

指の隙間を流れた。


暗闇で何も見えない。

光も消えた。

盲目の中

このまま

さまよい続ける…。

2007/11/06 (Tue)

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