詩人:BattlE HearT | [投票][得票][編集] |
自由が欲しくて
両の手を広げた あの頃
いつからだろうか
見えない鎖に繋がれ
身動き出来ない程に
重く感じたのは
大人になるって事は
全てが手に入る
そんな気がしてた 幼い頃
大人になった今はもう
羽は無くなっていた
成れの果てにのしかかる重低色の空
弾けた感情
今でも まだ
微かな希望を胸に抱いて
その日差しに手を伸ばしてる
そして もう一度
両の手を広げ
変わらない世界を見下ろしたまま
瞳を伏せたならば
あの空に 届きそうな 気がしていた。
[前頁] [BattlE HearTの部屋] [次頁]
- 詩人の部屋 -