詩人:BattlE HearT | [投票][得票][編集] |
それは触れた瞬間に
溶けてしまう雪のように
ただ儚くこの瞳に映るカケラ
彷徨った夜に星を探したのは
独りじゃないと確かめたかった
どこまでこの声は響くのか
君がいないとわかっていたなら
永遠なんて口にしないで
命を掻き消したのに
いつまでも消えない君の最後の笑顔
焼きついて離れない君の声
このまま時を止められたなら
はじまる前の瞬間を永遠に感じられるだろうか
心と体を交わらせ
君に溶け込む感触をただ愛しいと思えた
吐き出す息も降り注ぐ雪も
ただただ白く 心も凍てつく
『さよなら』さえも言えないままで
愛した君の鼓動はもう聴こえない
あの時から俺の世界は止まったままで
色を失くした景色だけを映し出す
叶うならもう一度
君を抱いて眠りにつきたいんだ
触れられるもの全てを
壊してもいい
君が傍にいてくれるなら
闇さえも味方にしてみせるさ
なんて儚い幻想
時はもう戻らない
解ってるはずなのに
孤独を埋めるなら
誰でもいいと思ってた
今も祈ることはただ一つ
どんな音よりも君の音が聴きたい
止まった針を動かすように
脈々と打つ鼓動をどうか・・・
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