ホーム > 詩人の部屋 > BattlE HearTの部屋 > 真実

BattlE HearTの部屋


[476] 真実
詩人:BattlE HearT [投票][編集]

始まりを告げる秋の音
熱を帯びた想い出にも負けないリアリティ


あの日に舞い降りた光の眩しさに
細めた瞼が捕えた指先に反応する身体


今でもまだ
当たり障りのない言葉を並べるだけじゃ動かない
鉛を引き連れてここまで歩いてきた


繰り返すだけの様に見えていた螺旋を
その強さでまた未来へと進む


切り取った空間を定められた方程式で紐解く様に
いつかは答えが見えるだろう


いつだってそうだ
時は無情にも流れゆく


その流れの中で
『ありがとう』のリズムが教えてくれた奇跡は
顔を上げてみればこんなにも自然に辺りに溢れていた


やっと今になって気付く事
本当の愛の意味は
知るよりずっと前から感じていたんだ



愛は『語る』より『奏でる』方がよっぽど美しい。


2011/08/19 (Fri)

前頁] [BattlE HearTの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -