詩人:BattlE HearT | [投票][編集] |
始まりを告げる秋の音
熱を帯びた想い出にも負けないリアリティ
あの日に舞い降りた光の眩しさに
細めた瞼が捕えた指先に反応する身体
今でもまだ
当たり障りのない言葉を並べるだけじゃ動かない
鉛を引き連れてここまで歩いてきた
繰り返すだけの様に見えていた螺旋を
その強さでまた未来へと進む
切り取った空間を定められた方程式で紐解く様に
いつかは答えが見えるだろう
いつだってそうだ
時は無情にも流れゆく
その流れの中で
『ありがとう』のリズムが教えてくれた奇跡は
顔を上げてみればこんなにも自然に辺りに溢れていた
やっと今になって気付く事
本当の愛の意味は
知るよりずっと前から感じていたんだ
愛は『語る』より『奏でる』方がよっぽど美しい。
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