眼球の中身は住居内の砂漠違和感、棒立ち色を、声を、感触を、取り入れたくて赤のさざ波の絨毯をめくった手に入ったのは熱でなく透き通る青色体内を走る戦車冷たい鉄はとうとう僕を撃ち視覚的にこちら側を巡る刺はやがて焼酎の熱さに似た声の耳鳴り錆びた鉄が金属でしかないことを知った
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