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白茹たまの部屋


[17] 欠陥品
詩人:白茹たま [投票][得票][編集]

わたしは

欠陥品

わかってる

無能な品

わかってる

なにもできない

ただ自分を責め立て

さらに傷を増やす

たいせつな部品も失くし

使えない欠陥品


それを隠そうと

むだな装飾を施す

きれいに着飾られたわたしは

ばかだ

どんなに着飾ろうと

ねじのはずれた品物は

ただの欠陥品

わたしは探していたはずの

部品のこともわすれ

ただ

自分の過去からかおを背けるように

自分を飾り


綺麗な装飾に

自分のこころを喰らわれた

2009/11/01 (Sun)

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