詩人:涼暮 | [投票][編集] |
孤独を否定したところで
所詮孤独は生けるものの運命
美しい貴方を見つめていても
想いは空を舞い
想いすらも孤独
一人ぼっち素敵ね
二人ぼっちより余程まし
手にしたソレはあまりにも弱いものだから
僕が持つには儚すぎる
だから
こうして毎晩
一人なんて辛くないよと孤独に話しかける
詩人:涼暮 | [投票][編集] |
赤い憂鬱と 白い嘘で
ウサギはできている
わたしは本当に愛していた
泣けない憂鬱と 甘い嘘の
ウサギは逃げた
わたしは本当は愛せなかった
森に溶け込んでざわめいた追悼は
ルビーの憂鬱と 砂糖味の嘘のウサギを永遠に追い掛ける
逃げられない
憂鬱とした雨は
今日も森に降り注ぐ
(わたしは本当は?)
詩人:涼暮 | [投票][編集] |
憂鬱の池で
疑餌(金句)の用な
惰性で浮き沈み
(幸福を待ちわびて)
左様ならする迄
何卒、愛おしい他人様
貴方が幸せでありますように
3日前の夢で
貴方を見失って
此の狂気が如何仕様も無く愛しいのだ
「痛いの、痛いの飛んでいけ」
此は"おまじない"だと貴方は云う
(則ち呪い)
憂鬱の池で
ルアーの惰性で
詩人:涼暮 | [投票][編集] |
貴方でイッパイになりたい
僕は貴方
貴方は僕
僕達は逸も一緒
そう
云ってしまいたいの
貴方は嘘付き
僕に言った蛇亡い
『君が捕厠ィ』って
お菓子く鳴りそうさ
今更
"アレは出来心?"
貴方は僕を
愛して紅?
さぁ銅、早く
決断を頂戴
お前何か
好きじゃないよ
唯の 暇 潰 し さ
そんな目をしても
駄目、だよ
貴方は嘘吐き
僕に言った蛇亡い
『君が捕厠イ』って
お菓子く鳴りそうさ
今更"アレは出来心?"
貴方は僕を
愛して紅?
さぁ銅、早く
決断を頂戴
僕はお前を愛しや死ない
お前の鷽が
全てを乞わしたのさ
洞
お前も僕もお菓子く鳴っちゃった
詩人:涼暮 | [投票][編集] |
(眠れない)
今日もゆらゆら揺れる
胸焼けする様な落胆
憂鬱の揺り籠
子守唄はアルト・ヴォイスで
呼吸と脈拍が破綻していくのに気付く
世界が終わる
ゆっくりと
でも確実に
暗転するんだ
あたしは間違いなく間違ってた
「愛してるなんて嘘なんて、嘘」
(詰まる程、愛してる)
冷えていく瞬きと
終わっていく世界と
白い白い部屋の暗闇
汚れていない汚い白
酸素の欠乏・心拍数が低下
世界の最期の暗闇で
さいごに抱きしめあうのは
あたしたちだなんて
なんてロマンチックで絶望的な冗談
(そろそろ寝るね)
詩人:涼暮 | [投票][編集] |
繰り返されるのは高望み
手に入らないと
嘆く時間の多いのは
思春期ならではの子供の性?
「何故頑張らないの」と
感情を高ぶらせる
母親達に問う
『何を頑張ればいいの?』
「子供の癖に」と
威厳を抱えて威張る
父親に問う
『子供な僕等に意志はいらないの?』
「最近の若いもんは」と
腹巻きをして呆れる
年配に問う
『僕等を<ヒトマトメ>にしてないかい?』
「子供達の改善を…」と
偽善しか吐けない
政治家に問う
『なら何故僕等を見下すの?』
子供は何時か大人
大人はそれを忘れる
思い出して
貴方達も
悔しい思いで涙したこと
思い出して
僕等はまだ幼いのだと
見つめ直して
見下された様に笑われた
僕等の傷を
詩人:涼暮 | [投票][編集] |
この未来(さき)に
光はあるのだろうか
何度も
繰り返し 繰り返し
問いかけてきたはずなのに闇夜に慣れてしまった眼にはもう
わずかな光さえ見いだせない
痛ければ泣けばいい
辛いなら言葉にすればいい
それができないのは僕の弱さ
何事もなかったかのように
また泥を被り
僕は笑い続ける