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狂魔の部屋


[4] 高空
詩人:狂魔 [投票][編集]


何かに疲れた
別に逝きたい訳じゃ無い
ただ空が飛びたいだけ
自由な鳥の羽を毟り取って
己の背に埋め込みたいだけ
そして空を自由に飛んで
吹かれた風に煽られて
飛ぶ事に疲れて
落下したい
落ちたい場所は山火事の中
鼻を衝くたんぱく質の匂いの中で
肺に入ってくる灰を飲み込んで
目を閉じれば
きっと背に新しい羽根が生えて
偽りの羽根は本物に変わる気がする
あァ空飛ぶ鴉の
生きたままの羽根を
俺に捧げて
空へと誘って…

2005/12/23 (Fri)

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