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もうつあるとの部屋


[1] 殉愛
詩人:もうつあると [投票][得票][編集]

お前がそこにいて

お前が俺の内から

律動をもって打ちたたき

眼を赤らめるのは

お前の露骨な肉体に

俺の動物的本能が

憧れるからだろう

それは事実

お前は俺を

俺はお前を

食し愛でた後で

二人で死ねたら

これは本物の愛だと

あれは本物の愛だったと

ふたりで叫ぼう

二人で

二人で

二人で






2009/10/19 (Mon)

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