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獏の部屋


[2] 麻痺
詩人: [投票][編集]


を食べました
手も頭も
溶けてきました
甘かったです
後味がほろ苦くて
舌が痺れてきました
襤褸屑のようになるのに
時間はかかりませんでした

は身体に染み込んで
馴染んできました
溶けるのも
痺れるのも
当たり前になりました
怖くなくなって
ハイになって
踊って笑える
僕になりました

になりたかった

2004/09/10 (Fri)

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